みっちゃん、さだちゃん日記

介護はじまりました。

続きがありました。

17時過ぎ
「買物へ行こうとしているわ」と婆の訴えで慌てて出動。
「どうしたの?」
「これから食べるもの買いに行かなあかん」
「いや、もう準備してあるから大丈夫やで」
「食べるものない」
「ごめんごめんすぐ持ってくるわ」
急いで食事の用意をして提供するが、きっと物足りないかと思うので
食事をしている間にバナナと牛乳、パンを買いに行く。

『明日は、第2回目のワクチン接種の日なので、今日はお風呂に入ってね』と伝える

19時過ぎ
何やら人の気配がして玄関まで出ていくと
爺が自転車に乗ってどこかへ行こうとしていた。

「おーい。もう暗いのにどこ行くの?」
いつもなら逃げるように自転車をこぎ出すところだが
今日は珍しく、こちらを向いて
「石鹸やシャツ、ネクタイがいるやろ」
「何で?」
「風呂入らなあかんし、それと明日着て行く服がないし」
「風呂入るなら準備するから大丈夫。それに明日はいつもの服でいいよー」
「なんせ年いくと、どうしていいかわからんしなぁ」
「なにもせんでいいよ−。私が全部したげるから」
「年いくとわからんわ」
「私が準備するし帰って風呂入ろ」

風呂上がりにランニングとステテコを着せ、上だけパジャマを着せる。
ついでに歯磨きも。
着替えには『明日着る服』と貼り紙をしてこれで準備万端。
ゆっくる寝てね。

お風呂の掃除を終えて戻ろうとすると、トイレ前のソファに爺が・・・。
いつの間にかジャージと長袖のシャツを着ている。
「えっ何で着てるの?」
「熱い」
「そら熱いわ。はよ脱ぎ!」とすぐに脱がせたが、
明日の朝、どんなことになっているか・・・ドキドキ。